石川県羽咋市は、能登半島の付け根に位置する、雄大な日本海と豊かな里山に囲まれた小さな市です。石川県の県庁所在地である金沢市まで車で約45分、羽田空港にアクセスしやすい能登空港まで車で約50分と、石川県のほぼ真ん中にあることから、通勤に便利な住みやすい地として、年々都会からの移住者も増えてきています。
難読地名ともいわれる「羽咋」の由来は、昔この地を苦しめていた毒のある怪鳥を、イワツクワケノミコトが退治したという神話によるものです。退治した怪鳥の羽を、ミコトが飼っていた3匹の犬が喰ったところから「はくい」という地名になりました。
ミコトを偲んで現在まで続く「唐戸山神事相撲」は2,000年の歴史をもつ日本三辻として県の無形文化財となっているほか、「気多大社」や「妙成寺」、「永光寺」といった国の重要文化財を多く擁す名刹もあります。羽咋市ときいてピンとこない方でも、「車で走れる砂浜」や「千里浜なぎさドライブウェイ」と聞くとどうでしょうか。千里浜なぎさドライブウェイは、車で走行可能な日本で唯一の砂浜です。日本海を眺めながらのドライブはまるで映画のワンシーンのよう。水平線に沈んでいく夕日の美しさも格別です。運が良ければ「グリーンフラッシュ」を見ることができるかも。
また、全国からライダーが集まるバイクイベントSSTRのゴール地として、ライダーの聖地とも言われています。羽咋市を取り囲む能登の里山里海は食材の宝庫です。里には肥料も農薬も使わずに自然の力だけで育て上げた米本来の味を楽しめる「自然栽培 羽咋米」、山には農家を困らせるいのししを発想の転換で栄養満点のジビエとした「のとしし」、海には濃厚な旨みと甘みが口いっぱいに広がる夏季限定「柴垣の天然岩ガキ」など、能登の里山里海で育まれた食材は粒ぞろいです。
美しい能登の里山里海でのアウトドアも最高です。市内には海側と山側の両方にキャンプ場が整備されており、季節を問わず多くのキャンパーが訪れます。
自然と文化と食に秀でるコンパクトシティ「羽咋市」。 ほかにも宇宙博物館、温泉総選挙W受賞の温泉郷、白鳥が集う潟、擬音石や砂像など気になる名所がたくさんあります。ぜひ遊びに来てください!