全国のご当地ほりにし

美祢市は山口県西部のほぼ中央に位置し、山口市や下関市など6市と隣接しており、県西部の各市町をつなぐ交通要衝の地となっており、山口県内で唯一海に面していませんが、地元農産品に加え、そのアクセスのよさから瀬戸内海と日本海双方の海の幸も店頭に並びます。

日本最大級のカルスト台地「秋吉台」、日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」をはじめとする３億年の悠久の時の流れを感じる大自然を有しており、市内全域が「Mine 秋吉台ジオパーク」として日本ジオパークに認定、2025年9月6日には、ユネスコ世界ジオパークの承認勧告決定を受けました！

Mine秋吉台ジオパークは、白・黒・赤をテーマにしており、石灰岩（白）でできたカルスト台地「秋吉台」、無煙炭（黒）を産出する「大嶺炭田」、そして東大寺の大仏に使われている銅（赤）を産出した「長登銅山跡」などの見どころがあります。

この地域の人々は、カルスト地形を生かした暮らしを昔からしてきました。Mine秋吉台ジオパークでは、カルスト地形特有な人々の歴史や生活はもちろん、それを作り出した地球のダイナミックさを体感することができます。

このような地域特性は生活だけでなく、農業や観光の分野でも魅力を発揮します。
美祢市では、これらの地質資源を活かした農業が盛んであり、秋芳梨、厚保くり、美東ごぼうをはじめ、昔から人気の衰えない特産品を有しています。

また、秋吉台地下水系はラムサール条約にも登録されており、日本名水百選に選ばれた別府弁天池は、そのエメラルドの宝石のような景観の人気もさることながら、池の水を飲めば長寿が保たれ財宝が授かるという言い伝えがあり、肌につければ潤い保湿される美肌の水でもあって、体の中からも外からも美しく健康になれる名水として、酒作りやニジマスの養殖にも活用されています。

秋吉台エリアでは、ツーリングやトレイルランなどのアクティビティが盛んであり、家族連れにはカルスト台地での星空を眺めながらのキャンプも魅力的ですし、夏の秋吉台上での花火は、その音の反響など海や川では感じられない迫力があります。カルスト台地秋吉台の下に広がる秋芳洞では、抜け光の届かない地底の深くへ探検するケービングツアーが行われており、大地の歴史を全身で感じることができます。

多くの方が、こどもの頃に必ず授業で習う秋吉台・秋芳洞がある美祢市ですが、まだまだ地元の人しか知らない、食や自然、生活の魅力が盛りだくさんです。