燕市は新潟県のほぼ中央に位置する、日本有数のモノづくりのまちです。
スプーンやフォークなどの金属洋食器の国内製産量では90%以上のシェアを誇り、フライパンや鍋、包丁、金ザルやボウル、樹脂製しゃもじなど、あらゆるキッチンツールの主要産地となっています。
名僧・良寛が愛した国上山や、日本さくらの名所100選に選ばれた「大河津分水桜並木」などの観光名所はもちろん、コシヒカリやトマトにキュウリ、背脂ラーメンに釜めしなど、「食」の魅力もたっぷりな、人と自然と産業が調和したまちです。
燕市産業史料館は日本で初めて「産業」という名前を取り入れた博物館です。江戸時代から現代まで連綿と続く燕の産業の歴史を展示物やプロジェクション、グラフィックをとおしてわかりやすく紹介しています。
体験工房館では鎚目入れやぐい吞み製作、スプーンの酸化発色などのモノづくり体験ができます。
燕市では、昭和初期の頃から金属洋食器製造が大変盛んで、職人たちは夜遅くまで働いていました。忙しさから出前のラーメンをすぐに食べられないことも多かった職人たちのため、地元ラーメン店で考案されたのが「腹もちが良い、濃厚で冷めにくい背脂ラーメン」。
伸びにくい麺とコクのある醤油味、丼から湯気が上がらないほどたっぷり背脂をのせたラーメンは、燕の職人やまちの人たちに愛され、親しまれてきました。
2022年3月には、燕の背脂ラーメンが金属産業の発展とともに誕生した食文化として、文化庁の「100年フード」に認定されました。
国上山の麓に位置する道の駅。この場所の魅力を存分に味わってもらうために今までの道の駅にはとらわれず、新鮮な産直野菜や燕市の名産を味わう“食”、BBQやキャンプ公園でアクティブを楽しむ“遊”、足湯や天然温泉でゆったりと過ごす“癒”をテーマに、ここを訪れること自体が旅の目的となる道の駅を目指して、誕生しました。
コンセプトは、「自然と遊ぶ、道の駅」。
背後に広がる国上山の自然を満喫しながら、一日たっぷり、燕市の魅力に触れてください。