全国のご当地ほりにし

下北山村は奈良県の南東部に位置する面積133.39㎞²、人口800人ほどの山村です。

南部は和歌山県北山村、東南部は三重県熊野市に隣接し、西側には釈迦ヶ岳をはじめとする大峯山系が連なっています。他も2004年に世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる「大峯奥駈道」が縦走しています。

村内の大部分が吉野熊野国立公園にも指定されており、手つかずの自然が溢れる緑豊かな村です。下北山村には森に育まれた透明度抜群の川が流れていて、熊野の海から近いこともあり、山と海両方の恵みが受けられる奈良県でも珍しい村です。

下北山村には国道169号・425号と2本の国道の他、県道である229号が通っています。奈良県橿原市からは自動車で約2時間の距離にあり、大阪市とは高速道路を使えば約2時間40分の距離にあります。また内陸県でありながら、太平洋に面した三重県熊野市へは40分ほどでアクセスすることができます。

「下北山スポーツ公園」には、宿泊施設や研修施設、サッカーグラウンドや多目的グラウンドがあり、夏休みなどはスポーツ合宿で賑わいます。

設備の整ったキャンプ場は、ロッジやコテージ、オートキャンプ場など充実のラインナップになっています。また、下北山スポーツ公園から5分ほど離れた「平成の森キャンプ場」は池原ダム湖を見下ろすことができる絶景のロケーションにある他、ペット同伴で宿泊できるバンガローもあります。

公園内の施設には「きなりの湯」という日帰り温泉としても人気の高い天然温泉があります。「きなり」とは、混ざり気のない純粋という意味です。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、肌に優しい美人の湯として知られています。入浴後には肌がつるつる、すべすべになり、特に女性の方々には高評価をいただいています。

下北山村の特産品には、この村の気候でしか育たない伝統野菜「下北春まな」や清流が育む川魚「アマゴ」「鮎」、幻の果実と呼ばれる下北山村育ちの「ジャバラ」などがあります。

近年は移住・定住の促進にも取り組んでいます。通信技術の整ったコワーキングスペースやサテライトオフィスを村内に設け、会社から離れた場所でも仕事ができるリモートワークや、働きながら休暇を取ることが出来るワーケション等の推進を図っています。